跳訳雑感

ゆるオタの備忘録です。

KADOKAWA DREAMSお気に入りショーについて話したい[Dリーグ21-22]

各チーム振り返りを書こうと思ってたら公式から色々出ちゃって、
まあ今更感はあるんですが、ここは備忘録なので描きます。

今シーズン、惜しくもCSに進まなかったKADOKAWA DREAMSですが、Dリーグの中では一番カッコよさが分かりやすいチームだと思っています。ベストディレクター賞おめでとうございます。個人的に「なんで優勝しなかったの?観客の目は節穴なの?」と思ったショーがこれです。

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まず衣装を褒めますね。笠がちょっとサイバーで違和感があるんですね。こういう笠って日本に限らず東アジア圏のものだと思うんですが、藁のような素材にしないことで現代日本の要素を混ぜている感じがします。あとは単純にヒップホップという洋物との橋渡しとして、こういう色を入れたのかな、と。そうやって目立たせた物に更にラインを入れて、動きの揃い具合を強調していると。単純にカッコいい上にショーを引き立てる機能性もある……これは発明です、発明。服は女性らしさがテーマということで、素材的にラインを拾いにくそうな気がするんですが、見事にピチピチ。どうなってるんでしょう。公式からの解説動画を見ると、詰め物で解決していると思うんですが、だとしたら更に踊りにくいはず。下品にならないよう肌は見せていないデザインですし。アンダーでなんとかなるのか?いやほんと、どうなってるんでしょうね。公式から解説あったんでしょうか、情報が欲しいです。更にメインの3人はヒールも履いていますからね。
次に構成を褒めますね。この作品は単体で見ても素晴らしいんですが、ラウンド通しで見ると更に緩急というものを強く感じるんですね。順番も後ろのほうで見ている側も少しダレてきた頃にこの作品が来たわけです。そのあたりも狙ってやってるんでしょうか。元々このチームは緩急が効いた作品が多いのですが、この作品は特に強かった気がします。空手風の力強い動きと女性らしいしなやかな動きが繰り返されつつ、引き立て役の5人は力強くパキパキとした動作をメインに盛り上がりに波をつけると。あとは、終始視線誘導が上手くてですね、0:50あたりで横に掃けるのを2段階でやっているんですが、2回目が本当に目立たない。1:15あたりなんか、メインの3人しか目に入らないし、かといって他の人は邪魔でも無く、風みたいに見えて良いんですね。1:58あたりではワーム連携の準備をしている3人が目立たないよう、しっかりとメインの1人が目立っている。(こんなしなやかな動作で何で目立つんでしょうね、後ろの5人で一塊に見えるよう誘導しているからなんでしょうか。)2:10あたりからのカノンなんかどうして綺麗に人数が減っているように見えるのか分かりません。公式が解説してください。
最後にスキル……を褒めたいんですが、Dリーグの人達は皆さんスキル高いので言うまでも無いですね。

優勝作品の2作品も本当に素晴らしいのですが、個人的にKDのベストショー、いえ全チーム21-22レギュラーシーズン最高の作品はこれでした。ラウンド9が始まるまで頭を離れなかったですし、今も定期的に見てます。今後、KDが外に呼ばれたときは全部この作品で良いんじゃないかな、とさえ感じます。この作品が優勝できないぐらいレベルの高い作品がひしめきあっているのがDリーグです、見ましょう。次のシーズンは10月からなので、今からでも21-22シーズンの振り返りは十分間に合います、見ましょう。