跳訳雑感

ゆるオタの備忘録です。

綿騙し編も一番簡単だと思いたい

ひぐらし原作を改めてプレイしているんですが、業と比べるのが面白すぎますね。ただ単に真相を知ってから読むのも面白いんですが、ルート分岐に至る条件が思ったより多いんだなあと。綿流し編を半分ほど復習できたので、皆さんに倣って、私も気になった差異に関して私見を書き散らします。

※同人版と業しか知りません。一期のアニメすら未視聴です。
※他にも差異はあると思います、全部気付けるわけない。
※祟騙し5話視聴済みです。クラウド好きなので擁護説を書きたい……。
猫騙しって猫殺しのリメイクみたいですけれど、猫殺し編知らないです。せっかくなので、履修は後にとっておこうかな……。

1.おもちゃ屋で圭一が魅音(魅音)に人形を渡す
2.エンジェルモートで詩音(詩音)のピンチに部活メンバーが来ない
3.魅音(魅音)と圭一の気まずい一日が無い(尺の都合?)
前半で気になるのが、この3ヶ所ですね。綿流しでは(おそらく)目明し編と同じように、詩音が魅音に嫉妬することで詩音の発症が起こります。切っ掛けは魅音が詩音に愚痴るからです。しかし綿騙しでは、その愚痴がかなり減ったのではないでしょうか。そもそも1の出来事で魅音が傷つくことも無いです。綿流しと同じく、詩音(詩音)が圭一に詩音(魅音)だと思わせて、からかう展開はあるのですが、そのときのダメージも3が無いあたり、かなり減っているはず。2もないので、詩音が圭一の魅音に対する想いを強く感じることも無く、詩音もあっさりお礼を述べて終わります。なので詩音としては、魅音の圭一に対する想いが綿流しや目明しより強くない、という認識だと推測……したいんですけどねえ、1でめちゃくちゃ惚気てるかもしれない……。まあ魅音のことですから、詩音に圭一への想いという弱みを握られるのは嫌でしょう。綿騙しでは熱い友情程度の認識になるよう、留めているんじゃないかなあ、という気がします。それに鬼騙しで圭一が鬼隠しの記憶をフラッシュバックしているのを鑑みると、詩音に綿流し(目明し)のフラッシュバックが起きてそうです。嫉妬してことを起こしてもどうにもならない、と詩音が暴走していないのでは、と。ついでに悟志への想いを上手く消化した状態になっているんじゃないかな、と。

つまり詩音は発症したとして、それは復讐のためではない。

4.鷹野と富竹の死体が無い
5.この場所(拷問部屋)が使われたことは無い、という発言
後半はシナリオ自体が異なるのですが、この2ヶ所は原作通りでも良いはずなのに変更が入っています。4に関しては他の騙しシリーズでも時報化していませんので、ルールxyz崩壊の証とか言われてますけど、今回は単体として。4の出来事により、詩音は二人が鬼隠しに遭ったと考えたのではないでしょうか。そこから自身と圭一が祟りの対象になったと連想したのだと思います。詩音が今回も発症していたとして、それは原作の鬼隠しでの圭一と同じく、生命の危機からではないかな、と。詩音は園崎家が祟りおよび鬼隠しの首謀者だと思っていますから、お魎を殺せばいいと考えるでしょう。しかしここでもフラッシュバックが起こるのではないでしょうか。なので、詩音がとる行動は殺害ではなく、相談、ということにしたいんですよ。根拠は無いです。その相談相手としてはお魎を説得できる人物、公由村長か魅音あるいはその両方だったのではないでしょうか。詩音から圭一が祟りの対象になっていることを相談された魅音はどう思うでしょうか。魅音が園崎家の無罪を知っていたとして、何かしらの"けじめ"が圭一に求められることは危惧するでしょう。しかし、詩音と共に公由と話をしたところで、お魎の説得は無理だと言われるのがオチでしょう。そこで詩音が危機感から発症、公由を殺害してしまったのではないかと。続いて詩音はお魎も手を掛けますが、ここで魅音が制止。詩音はけじめとして一時的に監禁されます。しかし詩音的には祟りの対象が確定したために安堵、徐々に冷静さを取り戻していく中で綿流し(目明し)での出来事を思い出し後悔、その身を投げた、あるいは症状が進行してしまったのかな、と。えと、つまりラストの当主として振る舞うのは魅音だと思ってます、はい。5の発言は、目明しで語られた過去が今回も正史であれば嘘なんですが(爪剥ぎの件があるので)、ここで嘘をつくとしたら魅音かなと。圭一に対して自分から祟りに関して語らないあたり、魅音は祟りが起こるというこの雰囲気を相当嫌っていると思われます。業世界では無い気もしますが、園崎家の人間として悪役を演じなければいけませんし。また、梯子を揺らしたのも魅音だと仮定すると、御三家がつくり上げたこの雰囲気を壊さねば、という発言は非常に魅音らしいです。オマケに今回の祟り対象が圭一になると知っていれば、なおさらかと。梨花ちゃまに関しては魅音が手に掛けた……というのが自然ですが、梨花ちゃま自身が自棄になっているあたり、自害→魅音が発見して自分が殺したと思い込む→魅音が便槽に遺棄、という流れのほうがしっくり来るかな……と。

というわけで今回は魅音がついに発症と。そう考えること自体、踊らされてる感がありますけれど……。

沙都子に関しては全然わかりません。と言いますか、沙都子はどのシナリオでも共通した理由で殺されてそうな感じがするので、騙しシリーズを通して考えないと難しそうです。今のとこ、沙都子が悟志の回復を目指して戦ってると面白いなーという妄想だけがあります。

舞台で倒れた同志、「やがて君になる」の槙について

 完結しましたね、もう一年も前のことですが。アニメからのにわかファンです。

あとがきで作者が百合を描いたつもりはない、と仰っていますが、それこそがこの作品の特色かな、と。思春期らしい恋愛感情への期待や戸惑いが描かれているのに、語り口が穏やかで新鮮です。突然の運命的な出会いや積年の想いが成就する展開にはもう飽きた、かと言って大人の生々しい情愛は手が出ない、そんな思いから恋愛物はぼんやりと眺めていた私には、あまりに新鮮で魅力的でした。百合というジャンルに捕らわれず、広くお勧めしたい作品です。

※以下ネタバレ

主役の3人も魅力的なのですが、私が語りたいのは槙君です、あまりに私なので。

彼は単に作中世界における読者代表、と片づけるべきかもしれませんし、作者の意図はそれかもしれません。また、侑が選ぶかもしれなかった未来の姿、ともとれるでしょう。しかし、もうそんなことよりも、あまりに槙が私。創作世界において、ハッキリと恋愛感情の不在を述べるキャラクターはまだ珍しいでしょう。彼が、舞台に上げられそうになったときの違和感を語る様を見て、同志がついに創作世界にも、と驚きました。しかも、他人事であれば嫌悪は全くないのです。その点も全く同じ。
槙は、恋愛をしようと決意したところで、きっとまた倒れてしまうのだ、ということを自身でよく分かっています。だからこそ侑には僕とは違うと言うのです。ことある毎に、自身に言い聞かせるように。いつか舞台に立ちたいと思う日が来たらどうしよう、とアイデンティティーの変化に怯えているように見えます、まあ私がそうなのですが。
恋愛感情が無い、ということは一生確定することのできない性質です。悪魔の証明なので。しかも性嫌悪が無いぶん、余計に疑いは晴れません。(日常は楽なんですが。)他人であれば、なおさら嘘だと糾弾されても仕方が無いな、という認識に落ち着くのは早かったです。しかし、生き物として重要らしい属性が死ぬまで暫定でしかない、というのは思っている以上に不安なことなのかもしれません。普段は忘れていても。槙が自己暗示のように侑とは違うと繰り返すのも、こういう類いの不安だったりするんじゃなかろうか、と私には見えてしまうのです。
もしかしたら、槙や私のような人間は他人を束縛したりされたりするのが心底嫌なだけかもしれません。誰にも期待を持たせず、面白いものを自由に追いかけていたい。与えられたくないし求められたくない。まあ、そんな生き方は現代人として不可能なんですけれどね。

感情分化の追体験、チェンソーマン

終わりましたね、第一部。
この作品に対してはゆるファンなのですが、あんな最終回を描かれて何かを書かざるをえなかったと言いますか。単行本の購入にも二の足を踏んでいる状態の人間がですよ、すごいパワーを持った作品ですね。巷の考察とかほぼ見てないぐらいには浅いファンなんですが、ぼんやり考えてることがジャンフェスのステージで固まってしまったので、徒然と書いている次第です、考察というより感想ですが。

※ネタバレします。知って読んでも面白いと思いますけどね。

デンジが天使のもじり、だということは方々で言われていたわけですが、ここに赤ちゃんという解釈が入らないかな、と。濁点がついてるのでバクった赤ちゃん。

デンジは今どき珍しいぐらいバカな主人公であり、その戦闘にすら合理性に欠けています。単純に頭が悪い。ただ、それは知識や経験の不足から来るものであって、天性のものではなさそうです。現に、対マキマ戦では囮を使うなど、そこそこ賢い戦闘をしています。また、デンジには複雑な感情がありませんでした。公安に入ったのも、空腹という不快から逃れるためであり、汚い金でも気にしない、という雰囲気がありました。しかし、レゼ編あたりからデンジの感情は一言では言い表せないものとなっていきます。パワーの退行時がわかりやすい例でしょう。デンジはパワーを愛おしいものだと捉えていますが、以前であれば付きまといを不快なものと処理していたことでしょう。これは単純にパワーと絆が出来たからだというのもありますが、デンジが様々な体験により感情を分化させ、他人のことを想像できるようになったから、というのも一因に思えます。そして最後には愛するマキマを食すという、かなり複雑な愛情表現をするまでになります。(タツキ先生、カニバリズム好きなんですかね。)大人でも理解が難しい感情を持つことが出来るようになったのです。
これを単純な成長物語と片づけても良いのですが、ここまでの急激な変化がありえるでしょうか。劇中時間ではとんでもない早さです。新たに獲得している、というよりはまるで思い出しているかのような。
ここで思い出すのがデンジの親殺しです。何らかの理由(事故だと思いたい)で親を殺してしまったときに、中途半端に幼児退行が起きてしまったのではないでしょうか。後悔や自責の念に対して、記憶のみではなく感情を捨てて対処したのではないか、と。恐ろしいことにマキマという毒親に捕まって、デンジは再度親殺しを遂げるわけですが。こう考えるとデンジの成長速度にも納得がいくと言いますか、変なところでバカなのにラストは子供を預けられるぐらい大人なのにも説明がつくかな、と。

ママ求めて彷徨う赤ちゃんと化したオタクは、これ以上考えると鬱になりそうです。

この作品は、こんな考察ではなく、バカなデンジやシュールなギャグに笑ったり、強引な展開を迫力ある画で納得させられる古式ゆかしい少年漫画の気持ちよさを感じたり、そういうところで楽しむのが本質と言われればそれまでなんですけれどね。

ひぐらし業面白いですね

まさかの新作で話題のひぐらし、とても楽しんでいます。

ひぐらしに関しては完全に後追いでして、旧アニメ(と言うより1期2期と呼んだほうがいいのでしょうか)未視聴です。同人ゲーム版の礼ディスクのみ履修しているのですが、確かコンシューマー版が出るか出ないかぐらいのタイミングで在庫も無く、地方の同人ショップから通販で取り寄せたんですね。そしてそれが初めての通販経験という……なので、後追い勢のくせに思い入れがありまして……今回はリアルタイムですから、他人の考察が変わっていくのを眺めるのが本当に楽しくてですね……。

さて、うみねこも未履修ですので、考察と呼ぶレベルのものは書けないのですが、あくまでリメイクですから旧作の知識は無くても真相は分かるように作っているはずです。なので旧作のシナリオすら曖昧になった状態でも意外といいとこいける……とは思いませんが、備忘録として残すと面白そうなのでキーボードを叩いている次第です。

※以下、同人ゲーム版を知っている事を前提に書いています。
※他人の考察を読むのは面白いので、完全に独自の考えは書けませんし書きません。
※祟り騙し1話視聴時点での感想です。
※鬼騙し編の考察のような感想です。


鬼騙し編、出題編と解答編のシナリオがごっちゃになってませんか?

鬼隠しおよび罪滅ぼしを履修済みの人間が見れば、明らかにレナが発症者だと思うでしょう。しかし同人版でレナが発症するのは解答編である罪滅ぼしなんですよね。途中まで鬼隠しと同じシナリオで進んだにも関わらず、圭一は発症しなかったと。これは梨花ちゃまの功績に他ならないのですが、そこからレナが発症していると見たほうが自然なエピソードが増えていきます。最初からレナがリナを殺害していた、と見て正しいと思いますし、おそらく真相はそれでしょう。レナは殺害が圭一にバレつつあると認識、なので圭一を殺害するにあたったと。そしてラストは鬼隠しと同様、圭一が発症しレナと取っ組み合うのですが、これ本当にレナは発症していたのでしょうか。

圭一がレナを抱きしめた時点で、圭一のレナに対する疑惑は完全に払しょくされた……とは思えません。
逆に、レナが圭一に抱きしめられても殺意を持ち続けた……というのも表情からして信じたくないです。

これは自分で気づいたわけではないのですが、レナが前原家の玄関ドアに立っている際、ノックの音がするのはおかしいんですよね、レナは両手で重箱を持っているのですから。もちろん、足で蹴ったとか重箱は地面に置いたとか、レナが圭一に殺意を持っていたとすれば自然な行為です。それでもドアからあんな風に目を出して、その後に平然とレナが対応しているのは発症者として違和感が……いや、これは発症者として普通でしたっけ……まあ私はおかしいと思いたいんですよ。これは圭一の妄想であって、圭一がすでに発症していることを表現しているんじゃないかな、と。

何が言いたいかって、罪滅ぼし的な展開を示唆しているのはミスリードじゃないかな、ということです、はい。罪滅ぼしであんなに計画的な犯行を行ったレナが、圭一の親から真っ先に疑われるような状況で殺害行為を行うのか?、と。罪滅ぼしルートだと見せかけて、本当に鬼隠しのリメイクだったんだよ!というオチだと面白いな、という妄想です。
まあ、こんな異説、どこかで論破されていると思いますが。梨花ちゃまの功績が意味無し、ってことになっちゃいますからね。罪滅ぼしもラストは確かレナが暴走してましたし(うろ覚え)、末期だと理性がぶっ飛ぶほうが自然ですね。

梨花ちゃまと沙都子が共に死んでいるのはなぜか、というところはさっぱり分かりません。
少なくとも鷹野さんじゃなさそうな感じがしますが。

作品と人格は切り分けて考るべき(だけど難しい)

世間が騒々しく、ある意味では静まっている間、自身はほぼ変わりない生活を送りつつも精神的に疲れておりました。
そんななか、ジャンプでも長期人気連載が続々と終了し、思い出でも書こうかしらと思っていた矢先の「逮捕」でした。
この気持ちは将来的に残しておいたほうが良い気がし、徒然に書くこととしました。

マツキタツヤ氏は罪を犯し、その逮捕は全国的に報道され、原作者を務めていた「アクタージュ」という良い作品は打ち切りになってしまいました。

ジャンプ読者をそれなりに続けていますので、どうしても過去の事例が浮かびました。間接的暴力であった某和風ファンタジー作家よりも明らかに重く、場はそれなりに選んでいたと思われる某ギャグ作家よりも(おそらく)多数の被害者を出し、少なくとも休載は免れないだろうと。ただ、作画者には何の罪も無いので、原作者すげ替えはあり得るかもしれないと。そんなことを考えていた矢先の打ち切り宣言でした。編集部の声明には作画者のサポートが明記されており、私を含め多くの読者はほんの少しだけ安堵したことでしょう。

さて、今回の騒動にあたり、作品と人格は切り分けるべきだ、という論が散見されました。
もちろんこの考え方は正しいです。なにも著名人に限ったことではありません。某有名チェーンの暖かい下着は絶賛されるべきですし、そこの労働環境は批判されるべきです。出来上がった素晴らしい物と、それを産みだした様々な要因は別々に評価するべきです。

しかしそれは難しい。

作品と人格を切り分けて評価する、ということは、「多大な制約を守るためのリソースを割いた上での作品」と「何の制約も守らず作品に100パーセントのリソースを割いた作品」を同じ俎上で比べることになります。現実にここまでの極端な事例は無いでしょうし、今回の例に限ればストレス発散や欲求充足の制約が緩かっただけで、大したリソース差にはならないでしょう。それでも所謂「ズル」をしているものが高い評価を獲得し続けると、生産側の環境は悪化していく大きな要因になりかねないのでは、という感覚が間違いだとは思えません。消費者側の多くは生産側に立つ時期がありますので、作品に対する評価は「ズル」による減点を行ったうえで行いたい、という気持ちがあるのは自然だと思います。そしてこの気持ちは理性からも産まれてくるものだと言い切るのは過言でしょうか。

漫画読みとして、素晴らしい作品を読みたいという欲求が尽きることはありません。しかし労働者として、「ズル」をして産まれた作品を広めたくはありません。しかも、今回の「ズル」には明確な被害者が居るわけで、誰かを理不尽に傷つけてまで良い作品を産み出してほしいわけではないのです。

アクタージュですが、そのあたりが解せないと言いますか、確かにシナリオも良いのですが何より絵柄が素晴らしい。絵は描かないのでよく分からないのですが、それなりの太さのある線なのに妙に少女漫画のような透明感があり、とても魅力的だと思っています。そんな多大な魅力を「ズル」無しに提供していた作画者が、仕事を奪われた上に悪いイメージと共に報道されるのは、労働者としても理不尽であり漫画読みとしても欲求が満たされず、自身の中に反対するものが居ないわけです。それゆえに大騒動になったような気もします。これから既刊が絶版になる可能性もあるわけですが、印税は作画者と慰謝料支払先で折半して絶版は回避すべきだという意見が出てきたのも、そのあたりが要因なのかな、と。個人的にも絶版回避は賛成です、書店で平積みは難しいかもしれませんが。

片方は何の罪も無いのに、という事例は最近だと電気グルーヴの例でしょうか。あれは明確な被害者が居ない事例ですが、消費者感情としては似通っているかもしれませんね。

最後に蛇足。性犯罪を見逃さずきっちりと仕事をした警察官の方と、泣き寝入りせずしっかり訴えた被害者の方へ、労働者としては「ズル」を教えてくれたことに、人間としては治安の維持へ貢献してくれたことに、感謝を。多方面への対処へ追われる編集部へ、漫画読みとして激励を。そして宇佐崎先生に、この理不尽を跳ね返すような幸福があらんことを。

WJ2019年52号雑感

※ネタバレ配慮しません。
※吾峠先生の短編集、この時代に豪華な表紙って作者の趣味なんでしょうかね、買ってよかったです。

[呪術]
アニメ化ですか!ストック的に怖いですが、黒バスと同じく作画改善に伴う新規ファンが獲得できると良いですね。
カカシ先生は闇落ちしないぞ、っていう強調が来て虎杖君の正義感ゆらがせタイムですか……。いや、単に無関係の人を巻き込むな的なアレかもしれませんが。

[鬼滅]
主人公が死ぬ漫画ってたくさんありますけど、あっさり死にましたねえ。
禰豆子がキーになるんでしょうけど、ここで出てきたら無惨に取り込まれて耐光性を与えてしまいそうな。いや、それだといつまでも無惨を倒せませんし、流石に無いかなあ。禰豆子が取り込まれた先でなぜか自我を失わず、少しづつ無惨を説き伏せていく、とかそういう方向性もアリだとは思いますが。

[アクタージュ]
景ちゃんの孤独をこう描いていくんですね、救えない虚しさを描いたほうが共感も得やすいだろうと。
読者的には学校の仲間が居るので、ある程度は安心して読めるあたりも良いですね。まあ景ちゃんには千世子ちゃんが居るので、そこで圧倒的孤独からの救いを描くと信じていますが、ここまで主人公を追い詰める作者ですから、更に孤独を強調する切っ掛けになる気もして怖いです、面白いんですけど。

[ヒロアカ]
修行パートってつまんないよね、からの家族問題絡ませは割と良い解かもしれませんね。
家族問題で暴力が絡むと読後感が悪い、でも絵が地味になるという問題がある。そこで絵柄的には派手に出来ても話が進まなくてつまんない修行パートと抱き合わせる、と。そういうことだと思ってます。焦凍君は今週も愛らしいですね。

[約ネバ]
女王まさかの自滅。まさか。ええっ。
そしてお約束の「人間が一番怖い」ラスト。大まかには王道展開なんでしょうけど、また予想もしないような超展開が来そうで楽しみです。
ラートリー家も新しい約束を結ぼうとして、それがエマ達の差し出す対価と競合するから、みたいな展開でしょうか。その上で望みが同じだったりしたら面白いなあ。

[ぼく勉]
うるかちゃん、料理めっちゃ上手ですね、妹ちゃんも認めるハズだ。
成ちゃんモテモテ案件ですが、まあ小林君宛を預かっているか、食料を恵みたいという人情的なアレかの二択でしょうか。うるかちゃんが驚いていることに納得いかないけれども……。

[ハイキュー]
まさかのブラジル編に腰を抜かしています。
敗北と挑戦の物語なんだよ、という強調のためですかね、星海戦より面白いです。相変わらず及川さんはとんでもなく格好よくて、ビーチとはいえ同じコートに立つのがもう一度見れて嬉しいです。

[聖剣の勇者の護衛]
"の"が二つあるタイトル、というのは編集部的にOKなんでしょうか。聖剣の勇者を護衛せよ、とかじゃ駄目だったんですかね。
天才の言動って意味不明だったりするので、二人称にしてしまえという発想でしょうか。しかし読者からすると主人公こそ普通に共感出来て、護衛君は変人に見えるので意味が薄いように思えてですね……。突然選ばれて戸惑う主人公というのは、ありがちでつまんないことに対する答えなんでしょうが、いろいろ足りない感じですね。

[夜桜さん]
カラーはあんまり得意じゃなさそうですね。
六実ちゃん、部屋着のほうがデートっぽくないですか。作画ミスかな……。いくら動きやすさ重視にしても、さすがに酷い……せめて丸襟にしてくれ……年齢と合ってなさすぎ……。

[チェンソー]
やっぱり悪女じゃんか。
何気にアクションシーンは見やすい上に迫力あって良いですよね、いい意味でシンプル。緩急の付け方も上手くて、最後のコマとか不意打ち感がばっちり伝わる。相変わらず何を伝えたくて何が書きたいかは分からないんですけどね。

[ブラクロ]
国民を犠牲にせざるを得なかった事情を知って、後味が悪くなる、なんて心配が一切不要で読めるの、今のジャンプでは貴重かもしれませんね。事情があったとしても大団円に持ち込むだろうし……。

[幽奈さん]
貴重なメカクレ枠が減らなくて良かったです、はい。っていうかメカクレ程度でこの美貌に気づけないなど節穴すぎませんか。
……ナルシー先生、良い感じに耽美で人気が出そうですね、ネタ的な意味で。

[ミタマ]
ハゼレナ、生気を吸われて沢山寝ないと持たないとか、そういう話かなあ。

[サムライ8]
師匠、思いっきりナルトじゃん。

[ビースト]
真のチームプレイってやつですね。
本当はじっくり描きたかったテーマなんだろうなあ……うーん、悪くは無いと思うんだけどなあ……。

[髪結い]
エピローグを単行本に入れるべきだったのでは?……間に合わなかったのかなあ。
椎橋先生、どうしても妖怪要素を期待されるのでしょうか。圧倒的に強い美女を魅力的に描く、という強みがジャンプじゃ生かしきれないんだろうか。画風がかなり個性的だし、ベテラン原作をつけるのが良さそうな感じもありますが……。

[忍]
え、まだ続くの?

[太星]
一番描きたかったことは描けてそうですね。主人公がこれで本当に幸せなのかとか、そういうツッコミはまあ置いといて。
絵は綺麗だしキャラデザは面白いし、設定の発想も良いと思うので次回に期待ですね。
というか、正直題材が悪かったと思います。将棋を分からない人向けに面白く書くのは相当難しいんじゃないかな、と。ジャンプだと興味ない層が多そうですし、最近の大ヒットした将棋漫画なんてハチワン3月のライオンぐらいですが、共に青年誌なんですよね。将棋ブームの内に第二のヒカ碁を産みたいのは分かるんですが、新人には荷が重いのでは……。

[石外伝]
レイちゃんの献身よ……はやぶさに通じる切なさがありますね……。
本編では宇宙進出なんて描けても最後ちょろっとになりそうですし、先生の得意なSFがガッツリ描けるのは本人的にも良いんでしょうね。
……本編の休載は計画の内ですよね、ちょっと不安……。

WJ2019年45号雑感

※海賊王は未履修です。
※ハイキューだけ次号読んでしまった。

[約ネバ]
長くは生きられない、その意味を図りかねますね……自分の命を差し出す約束をしている、というのであれば、こうやって戦場に出てくるのがおかしい。λの農場は大脳のリミッターを解除して人間の改造を行い、それゆえ細胞が限界を超えているというか寿命を縮めるように弄られているとか……それだと助けを求める言葉が出てくるのか?という疑問が残りますが。

[鬼滅]
あれ、もしかしてこの漫画、敵も味方も家族が戦う理由になっているのか……?(今更)
きょうだいに嫉妬、なんて王道パターンはまだやってなかったんですね。

[ヒロアカ]
いやー流石にマーカーまで使って伝えたら暗号でもなんでもないですし、バレているのでは?これに気が付かないと思われているエンデヴァーさん可哀相。あとは2番目の文字じゃなくて、暗号パターン2とかのほうがそれっぽいというか、スパイなんだしそれぐらい決めとけよという気持ちが……薩摩弁とかでも良かったと思います……。

[石]
警察官なんてどこで使うんだよ、と思ってたんですが、そうか銃か。こればっかりは確かに。蛇が落ちてきたのもゲンの手品だったら笑えますね、流石にそこまではしていないかな。
忘れてましたけど、マリアンヌの色仕掛けも相当ですね、敵に回したくない……。

[ぼく勉]
アニメ、微妙な評価を聞いていて見れていないんですよね、怖い。
前回は胸だったので今回は尻です!っていうメッセージ、しかと受け取りました。若干下品で最高です!

[呪術]
うっわ、名言来ましたね。「救えるのは救われる準備があるやつだけだ。」って、うっわ。珍しい台詞でもないですが、少年漫画で出す台詞なんだろうか。

[ハイキュー]
負けても無じゃない、結局それを描いてきたのがこの漫画なんですが、いやーこういう結末で改めて語られるとこう、重さが違うと言いますか。よく結果じゃなくて過程なんて言いますけど、結果は勝ち以外にもいろいろあるよなと。
……最近の大人オタクに向けて、成し遂げられなかった事を悔いるより残ったものを誇れって言ってる気もしますね。ほら、なろう系とかリセットの物語ですから。

[サマータイムレンダ]
きちんと1話で世界観が見えて、良く出来てる出張掲載ですね。普通に面白そう。ヒロインがやたら可愛らしいんですが、それよりも見どころはアクションなんですかね?

[2.5次元]
こちらも良くまとまっていますね。リリスちゃんじゃないリリエルが出てきて本心に気づくとかそんなパターンですかね。はやく結婚しろ。

[ブラクロ]
ゴードン家が面白すぎませんか。
呪詛研究から医療研究に向かうのって父の意思もあるんでしょうが、戦争が落ち着いて依頼が減って来たから、っていう裏設定があるといいですね、まあ田村先生はそういうの描いてくれないけど……。

[夜桜]
走行ナビで暴走とか、ここだけ敵がアホっぽいですね。能力的に演出が難しいのは分かるんですが、小型ロボで電気系統の破壊とか、そういう路線のほうが……これはこれでツッコミどころがありそうですね。そもそも何人兄弟なのかは分かっているんですし、トラックの数からして……。

[アクタージュ]
王賀美さんを生かす演出としてはこれしかない、と思えるような展開ですね。花子さんをここまで強キャラにして良かったんですかねえ、まあ博打要素があるあたり、プロとしてダメなのでここらが落としどころか。

[ミタマ]
ミニストップのレア化が止まらないですね。行ったこと無いので寂しさも無いですが。

[チェンソー]
あーレゼさんのことなんて、デンジはたぶん気にしませんよ……。

[幽奈さん]
宮崎さんの乳が大きくなりすぎている気がします。宮崎さんはもうちょっと現実感ある感じだと思います。あ、でもちょっと肉感がある感じというか、すらっとしすぎていないところとか最高です。
壊せばいいじゃん、っていうツッコミを最速ではじき返すあたり、ミウラ先生は真面目に話を考えていて素晴らしい、いや皮肉ではなく素直に。そういうところがしっかりしているから、この漫画は長続きしているんだなあと。なんで裸になるんや、っていうツッコミを無視しているところも含めて。初連載はなんで作画担当だったんでしょうね。

[かみゆい]
ファッショナブルって作家殺しの属性って言うか、難易度高いですよね。

[サムライ]
アンちゃんに対する作者の扱いが酷くないか。

[太星]
死ぬのが唐突すぎて。笑えば良いんでしょうか。
ウロボロス的なあの構図はかっこいいですね、画力は高いんだよなあ……。

[忍]
危険区域って言いながら油断しすぎじゃないですかね。子供の自爆は演出として強いんですが、この世界観でやると割と軽いというか。案内役の人は雰囲気出ていい感じだと思ったんですけれども。

[ビースト]
キャプテンが主人公でいいぐらい良いキャラなんだよなあ……。